新潟の山奥鬼首(おにこべ)村にある旧家古神家の一人娘八千代(南条玲子)は不気味な手紙を受け取る。手紙には「定めにより近く汝と結婚せん」と書かれ、首がなく上半身に痣がある男の写真が同封されていた。八千代は同郷の作家屋代寅太(三浦浩一)を介して金田一耕助(小野寺昭)を紹介してもらう。
男女3人の渦巻く愛と憎悪を描いたドラマ『愛と復讐の海』の姉妹編。同じ病院に勤務する医師と看護婦の二人は愛し合い結婚を約束するのだが、その医師に惹かれている病院長の娘は親の力を使い、看護婦に興味のある病院長の息子は力ずくで二人の仲を引き裂こうとする。そしてそれぞれに苦しむ4人の運命は…。渋沢病院の看護婦杉原志津(黒木瞳)は、同じ病院に勤める医師高木敏彦(石田純一)からプロポーズを受けた。二人はお互いに愛し合う仲で、もちろん志津は嬉しかったが、それと同時に不安がよぎる。それは病院の院長令嬢智恵(岡本舞)も敏彦に思いを寄せていたからだった。さらに智恵の母泰枝(野際陽子)も智恵と敏彦を結婚させ、敏彦に病院を支えていって欲しいと考えていた。それというのも後継者である息子の新一(宅麻伸)が、モトクロスに夢中で、医師としての本業をおろそかにしている有様だっ...
警視大平(金田龍之介)は欧州警察から帰国早々、空港で麻薬密売人と格闘して腰を痛め、上州水上温泉へ出かけた。ところが、同じ宿で娘の直子と会ってびっくり。直子は大学のサークル「温泉研究会」の活動として、亜弓とみはるらと温泉巡りをしていた。その宿には、全身美容術で著名な秋元房子(中村玉緒)が夫信夫(山内明)と宿泊していた。翌朝、みはるが他殺体で発見される。