敗戦間もない浅間山麓の旧家を舞台に「真珠郎」が巻き起こす連続殺人事件と、その影にかくされた数奇な運命に操られる哀しい女の悲劇を描く。【以上、ファミリー劇場広報資料より引用】金田一耕助(小野寺昭)は大学講師三四郎(夏八木勲)の誘いで山村にある鵜藤家を訪れた。ある夜、金田一耕助は、蛍を食べる謎の美少年を目撃する。「この年の3月に「横溝正史の鬼火」を監督して好評だった田中登監督が手がけた小野寺版金田一耕助。この後、小野寺版金田一耕助は4本製作された。原作では金田一耕助は登場しないが作者の了解を得て登場させてある。つくりはオーソドックスで「鬼火」で見せた映像美は本作ではわずかに火山の噴火の場面ぐらいであった。【この項、文古崎康成】」「岡田英二さんが以前と同じ役でした。【文市村】」
キー局 ANB
放送曜日 土
放送期間 1983/10/08~1983/...
敗戦直後の猥雑な風俗を背景に、10億円の遺産相続にからむ連続殺人事件の謎に金田一が挑む。好評だったこのシリーズの中でも本作が最高傑作との声も高い。一部資料では東映製作と記載されているがこれは誤り。また一部資料では音楽真鍋理一郎と記載されているがこれも誤り。
キー局 MBS
放送曜日 土
放送期間 1977/05/28~1977/06/18
放送時間 22:00-22:55
放送回数 4 回
連続/単発 連続
番組名 横溝正史シリーズ
局系列 JNN
制作会社 東宝、MBS
制作協力 (協力国際放映)
制作 (制作主任寺本 厳(寺本 巌))
昭和30年代の岡山県吉備郡黒姫村。村祭りの日、地元の旧家仁礼家では、当主竜之助が親戚一同を招いてある発表をしようとしていた。集まったのは、竜之助の長弟宇之助と扶美の夫婦、次弟銀作と千恵の夫婦、竜之助の長女涼子と朝彦の夫婦。迎えたのは、竜之助とその妻鶴子、竜之助の末弟琢馬、竜之助の世話をし愛人とも噂される可南子、使用人の2名だ。そしてそこには金田一も同席していた。ある発表とは可南子が竜之助の実子だという事だが、その事を調査したのが金田一だったのだ。だが、話す前に竜之助は鎌で刺されて殺される…。
放送日期:1998年3月30日
原作:横溝正史著『七つの仮面(内『薔薇の別荘』)』『刺青された男(内『神楽太夫』)』(以上角川文庫版)
日本の近代現代文学を原作にし、オムニバス形式で制作された名作文学アニメシリーズ。エピソードごとに主要スタッフが異なり、作り手の持ち味の違いが楽しめる。原作の作風を生かすための工夫や話題性を盛り込むため、一部キャラクターデザインには有名漫画家を起用している。「坊ちゃん」には本宮ひろし氏、「ホームタウンの事件簿」には村生ミオ氏、「姿三四郎」にはちばてつや氏、「明智小五郎」シリーズには石ノ森章太郎氏などが参加した。
真野小野寺コンビで全47回
『御宿かわせみ』の原作は平岩弓枝の同名ロングセラー小説だ。江戸の大川端にある小さな旅籠「かわせみ」を舞台に、わけあって武家を捨て旅籠を営むるいと、その恋人で与力の息子東吾が仲間たちとともに事件を解決していく人情捕物帳。
第1弾の『御宿かわせみ』(全24回)は、1980年10月スタート。夜8時からの水曜時代劇で半年間にわたって放送された。主人公るいを演じたのは真野響子、そして恋人東吾は小野寺昭。続く1982年10月からの第2弾(全23回)でも、主要なキャストはほとんど同じ顔ぶれで、“真野小野寺コンビ”の「かわせみ」としてファンが定着した。
平岩弓枝の人気連載小説をドラマ化、1980年10月8日からNHK水曜時代劇枠で半年間にわたって全24回が放送された。捕物帳というより人情物である原作に忠実に作られスタジオ中心の撮影...
金権、賄賂が横行していた江戸時代後期。良寛は名家に生まれながら出家して乞食僧として生きる。「たとえ乳虎の群れに入るとも名利の道を踏むことなかれ」…出雲崎の大名主の長男として生まれた良寛が、家を捨て、出家し、長岡藩主の誘いも断り、なぜ乞食僧としての生き方を選んだのか描く。
予備校生の中村亮二は夏休みの間、ニューヨーク駐在の商社マンの兄、英一のもとに居候を決めた。グリニッジビレッジのバーで日本人ピアニスト、木村と知り合った亮二は、そこで、チンピラに絡まれていた北野順子を助け、木村は怪我をしてしまう。帽子のデザイナーをしている順子は、トランペッターを目指す弟の徹とニューヨークに来ていた。数日後、木村、亮二、徹は、日本料理店で、移民局のガサ入れを受け、ピンチのボーイ、松宮健太郎を助けた。健太郎は料理店の跡取り息子だが、ワーキングビザを持たず、無許可で働いていたのだ。英一の命令で亮二はロスアンゼルスに行かされ、健太郎や徹を誘った。亮二は順子も誘いカタリナ島でバカンスを楽しみ、年上の彼女に思いを寄せるようになる。やがて夏が終り、亮二、健太郎、駐在を終えた英一は東京に戻った。そして、亮二は、英一と順子が恋人同士であったこと、死ん...
薪を背負いながら勉学に勤しむ銅像でおなじみの偉人、二宮金次郎の半生を少年期から青年期にスポットを当て映画化。両親の死と悲恋、貧しさと哀しみを乗り越える姿が胸を打つ。1787年、小田原市に生まれた金次郎。川の氾濫で田畑を失ったショックで父は病に伏しやがて死ぬ。遺言で“学問への道“を示唆された金次郎は、猛烈に働き、そして学び始める。
1930年代…植民地争いで世界中が激動の時代。
新聞記者だった溝江(ジュリー)は、活動家のメモにたまたま自分の名が記されていた事から要注意人物とされ、新聞社を追われた上に、常に尾行が付くという不自由な生活を強いられていた。
溝江は、新境地を求め上海に渡る決意をする。
上海に行く理由はもう1つあった…それは忽然と姿を消した元恋人中国人留学生だった「趙慧華」の消息を知ることだった。
上海に向かう船で知り合った曜子(真野響子)謎の日本人N(渡瀬恒彦抗日活動家の春蘭…中国の資産家(趙慧華の夫)…さまざまな人間関係の中で、溝江は関東軍と中国の争いの渦にまき込まれていく。