「秋の蛍」は、平岩弓枝が「小説サンデー毎日」に連載中の「御宿かわせみ」シリーズを平岩自身が脚色したもの。NHKのシリーズがよく知られているが、幻の1作目はこちらの作品である。江戸柳橋の宿の女主人と、その恋人の与力の前に起こる意外な事件をサスペンスタッチで描く。若尾文子が捕物作品に出演するのも初めて。
【ストーリー】
るいが営む小さな宿“かわせみ”に、その夜二つの客があった。一組は怪我を負った母を連れた娘。もう1組は、恋人である与力の東吾だった。折から、江戸には宿屋ばかりを襲う盗賊が横行していて、東吾もるいの宿をそれとなく警護することになった。一方、母娘の様子には何かに追われているような雰囲気が漂っていた。だがるいは母親の看病をし、娘のために仕事の世話までしてやった。そんなある日、るいは娘が縫い針を口で吹いて蝶を落としているのを見てハッとした。その...
第5回ギャラクシー賞第4回期間選奨受賞(出演若尾文子)対象作品。「若尾文子のテレビ初出演の連続ドラマ。戦後の一時期をはげしく生きた作家坂口安吾との生活をつづった未亡人三代子さんの記録を、八住利雄が脚色した。料亭の娘八千代(若尾)が、作家坂田勘吾(藤岡琢也)と出会い、お互いにひかれて結婚する。のんきでお人よしの八千代と、酒とヒロポン中毒で荒れてゆく破滅型作家との、すさまじく、しかも明るい愛情生活が続けられる--という物語で、若尾は「映画とはちがった面を出したい」と意欲を燃やしている。第一回は、八千代が勘吾と知りあい、勘吾にひかれ、傾斜してゆく過程を描く。【この項、朝日新聞1968/01/31付より引用】」若尾文子のテレビ初出演作とされているが実際には本作以前にデビュー(1952年)から間もない1955年の『狐と笛吹き』(日本テレビ)など五社協...
1976年日本民間放送連盟賞最優秀賞受賞作品。大正から昭和にかけての筑豊を舞台に、坑夫の息子伊吹信介の成長を炭坑地帯に生きる人々の人間模様を絡めながら描く大河ロマン。息子信介と二人きりで暮らす炭鉱夫重蔵は、カフェの女給タエを後妻に迎える。信介はタエの手で育てられるが、不幸にも重蔵は落盤事故で落命。その後、タエも過労で倒れ、母子はかつて重蔵とタエを奪い合ったヤクザの竜五郎のもとに身を寄せる。やがて、信介は成長し思春期を迎え…。
第一届日本电影学院奖于1978年(昭和53年)4月6日举行,主要获奖人员和作品如下:
最佳影片 山田洋次《幸福的黃手帕》
最佳导演 山田洋次 (《幸福的黃手帕》/《寅次郎的故事》系列)
最佳剧本本 朝间义隆 / 山田洋次 (《幸福的黃手帕》/《寅次郎的故事》系列)
最佳男主角 高仓健 (《幸福的黃手帕》/《八甲田山》)
最佳女主角 岩下志麻(《孤苦盲女阿玲》)
最佳男配角 武田铁矢(《幸福的黃手帕》)
最佳女配角 桃井薰(《幸福的黃手帕》)
学生ともヤクザともつかない若者たちが、喫茶店の薄暗いボックスで、金儲けの相談をしていた。金持ちの家の子を誘拐し、探してきてやったように、その子を送り届けてやれば、五万円ぐらいはくれる家の当てがある、といったのはチイ公だ。悪だくみの最中、モト子という女が姿を消したのに誰も気づかない。少刻後、金田とチイ公が閑静な住宅地に現われ、大原家から五歳ぐらいの少女を連れ出した。少女は金田の弟毅少年と遊園地で遊んだが、いつの間にか一人とり残されていた。泣き顔の少女に近よったのは金田の仲間、藤村や大林、塚原たちだった。彼らは計画どおり、迷子の少女を家へ送って行く筋書なのだ。だが、眠った少女を車にのせて邸の前まできたとき、門は警官たちで固められ、庭にはパトカーが停っているというものものしさに、金田とチイ公が待っている喫茶店へ逃げ帰った。事の重大さに脅えた彼らは、仲間の川...
時代は平成不況の真っ只中、ここ鈴木建設も業績は順調とは言えず、スーさん(三國連太郎)は悩める日々を送っていました。しかし、営業三課ではウサギ問題で大騒ぎ!そんなとき、スーさんの沖縄出張のお供として、ハマちゃん(西田敏行)に白羽の矢が立ちました。もちろん、ハマちゃんの心は仕事そっちのけで釣りが目的!しかし、この出張中、スーさんは会社のリストラをするかどうか決断しなくてはならなかったのです。(C)2000 松竹株式会社