『かみなり坊や ピッカリ★ビー』と同じ漫画家ムロタニツネ象による、『週刊少年サンデー』に連載された科学冒険ギャグ作品をアニメ化。本作の製作は毎日放送の系列会社放送動画制作で、同社は元東映アニメーション(当時は東映動画)の関係者が集まって本編製作を担っていたが、本作が同社における事実上の最終作品となった。今野ピュー太は祖父のツルリ博士のもとで研究の助手を務める少年だ。そんなツルリ博士の発明を狙い、ワルサー7世ら悪人たちが今日も暗躍する。だがピュー太や博士もだまってはいない。博士は衝撃を受けるとコンピューターのごとき頭脳となる特性を発揮。この博士の頭脳にあわせ、ピュー太も持ち前の行動力と機転を活かして難事件を乗り越えるぞ!
本作は再放送の機会もめぐまれず、20世紀の末ごろは半ば伝説的な作品として知られていた。庵野秀明やサムシング吉松らアニメ業界の関...
1960年代に大人気だったギャグ漫画家ムロタニツネ象のギャグマンガ『ビリビリビート』のアニメ化。
地上に落下したカミナリの子供ピッカリピー。人間界の雲井家に居住することになったピーは、雨雲に乗って空を飛行。指から出すピッカリ光線で、相手のオヘソに花を咲かせて笑いを止まらなくさせることもできる。ピーの遊び仲間は、人間の子供ワンパックシックスたち。そしてピーがいつも闘うのは、天才発明家ながら悪人の005ェ門だ。今日もまたピーの周囲で大騒ぎが始まる。
1966年作品『おそ松くん』以来、アニメの企画放映に熱心だった毎日放送が、同局の系列会社放送動画制作内に、新規にアニメ部を設立して製作したギャグアニメ。本作で監督職に就任した光延博愛ほか『おそ松くん』のスタッフも相応に参加している。主演ピー役の声優千秋ちあきは、当時まだ小学4年生だった。
テッドは親もなければ住む家もないという貧しい少年である。
「ガリバー旅行記」を上映中の映画館にもぐりこんで只見を楽しんでいると、係員に見つかって放り出されてしまった。
いくあてもないまま、知り合ったばかりのネジ人形の大佐、野良犬のマックと一緒に、時間外で誰もいない遊園地に出 かけた。 動かないメリーゴーランドに乗ったりして楽しんでいると目に入ったのが、宇宙船。
中に入って遊んでいて夜警にみつかる。で、逃げ回っているうちに、ロケット花火に火がつき、花火はテッド達を乗 せたまま夜空高く飛び上がってしまう。落ちたところは森の中、一件の家が見えた。
それは今は白髪となった老ガリバーの住まいであった。
ガリバーは老いたりといえ、未だに旅の夢を捨てていなかった。しかも、今度は宇宙のかなたにある青い希望の星を 目指して 宇宙旅行に出るのだという。テッドたちはぜひ一...
東映長編漫画映画の第7作。ディズニーの「わんわん物語」「101匹わんちゃん大行進」を意識して作られた作品だが、忠臣蔵をベースにした仇討ちものという日本人好みのアレンジになっている。原案は手塚治虫。子犬ロックの母親シロが森のギャング虎のキラーに卑怯な手段で殺されてしまう。幼いロックは一匹でキラーに立ち向かうが、危うく命を落すところを森の仲間たちに救われる。山を下り町で暮らすことになったロックは、じきに町ののら犬たちに一目置かれるようになっていった。しかし、これを知ったキラーの手下、キツネの赤耳は策略を用いてロックを倉庫に閉じ込め、倉庫荒しの犯人に仕立て上げてしまう。倉庫番に捕まったロックは、樽に入れられて海に投げ込まれピンチにおちいる。そして森の動物たちは人間の山狩りにあってみんな動物園に入れられてしまう。獲物のいなくなったキラーは赤耳のすすめに従っ...